遠すぎて見えない明日を見据えるために、ただひたすら旅路を行く
04/25
2024
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03/12
2013
ひとつまた灯火が点った
2年前のあの日、私はのんきなもので夢の国にいて
回線オーバーでメールも電話もシャットダウン
こんな私でも心配してくれる人がいて、となりにいてくれる人がいた
歩き続けることを諦めなかったあの日
私たちが見いだしたのはただそこに生きているという希望だった
携帯の充電も底をつき、5件目のコンビニでやっと充電器をてにいれた
自分が無事であるということを知らせられる端末は小さな赤い携帯だけだった
ひび割れて歩道はおち、そこら中で大きな水溜まりができていた
それでも頑張って歩を進めた
明日困るお客様のためにも、私たちは意地でも家に帰るんだと
歩くことを決める前、駅のテレビ画面は休むことなく東北の被災状況と津波情報をながしていた
駅の前でうずくまる人も、私もその映像から目を話すことはできなかった
あの日たくさんの尊き灯火が奪われ、そして絆を作り、傷をつくった
ただ私にできるのはあの日を忘れないように言葉に残すこと
それは自己満足で、なんの力にもならないことかもしれないけれど
それでも、何も残さないよりはいいのかもしれないと考えた
あの日失ったものの大きさを私は本質的な意味で理解はできていないだろう
ただそれでも、書き残すことで、みなさんの目に触れてもらうことで忘れない出来事だと刻んでもらえるように願うばかりだ
灯火をともす手を
祈る手を
願う手を
私たちは自分にできることで
歩みを残していく
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01/12
2013
05/25
2012
03/07
2012
通勤電車に乗るという感覚は実はいまだに慣れない
大学で初めて外にでて、大学への通学も徒歩かバスで
確かに電車を日常的に使うようになったのは大学のときだったけれど
バイトや遊びに出かけるときに使うようになって、電車って便利だなと思ったことはある
私の地元はいまだに汽車が走る、自動改札がない土地で
それでもスタンパーで通される改札のレトロさは気に入ってる
こう都会にでて通勤するという行為を私がするとはずっと思ってなくて…
なんだか不思議な気分が社会人2年目のいまもぬけなかったりする
通勤時間を無駄と思うか有意義だと思うかは人それぞれだけど
私はこの時間も嫌いじゃない
人を観察しながら、こうやって日記をかいたりして
この時間に聞くウォークマンから流れる音楽も楽しい
時間をぽてぽてと歩むのは嫌いじゃない
時々ボイスドラマがかかって自分の声が聞こえるとヘッドホンを投げたくなるのは内緒だ
もっと演技したいなーってふわふわ考える
そのふわふわは忘れないようにしよう
02/16
2012
風が吹き抜ける
コートを揺らす
冬のにおいに混じる春のにおい
昔のような詩は詠えなくなってしまったけれど
それでもここが大事な場所で、
たくさんの大事な場所があるということは忘れてない
久しぶりに読み返し、自分が詠った詩に少し救われたりして
芸術一心だったあの頃
いまもその世界をつなぎ止めようと必死
いつかその心を懐かしむのか、忘れるのか
できれば懐かしむも忘れるもしたくない
いつもが現在進行形であるといい
必死に歩いてきた道とこれから必死に歩く道
いつでも現在進行形
私は演技のできる場所をやはり手放したくはないのだ